はじめに

還元率が高いとか高級ホテルに無料で宿泊できるなど何かと話題に上ることの多いSPGアメックスカード。
物は試しにと私も入会してみました。

ここでは平均的な年収のサラリーマンが1年間メインカードとして使ってみて感じたことをご紹介したいと思います。

概要は次のとおりですが、結論から言うと満足度は非常に高く、評判通りメインカードとしておすすめできるカードだと思います。

利用実績

年間のカード利用額:約3,200,000円

数百円のコンビニ決済から月々の定期的な支払いまで、カードが使える場面ではSPGアメックスに決済を集約しました。

獲得ポイント数:約128,000ポイント

入会ボーナスの36,000ポイントを含め1年間で獲得したポイントです。

なお、入会は会員からの紹介という形になっていますので、入会ボーナスポイントが多くなっています。

マイル移行数:50,000マイル

60,000ポイントたまったごとにJALマイルに移行しトータルで50,000マイル獲得しました。

ちなみに50,000マイルあればエコノミーでアメリカ往復ができるほか、国内線であれば3往復ぐらいできます。

ホテルの利用実績

グループ内のホテルには1泊しかしていませんし、レストランも利用していません。

 

どうでしょうか。初年度なので無料宿泊特典は受けていないのですが、それでも入会ボーナスもあり年会費の元を取る結果となったのではないでしょうか。

以下でもう少し詳しく見ていきましょう。

SPGアメックスカードとは

SPGとは?

SPGはスターウッドプリファードゲスト(Starwood Preferred Guest)の略で、シェラトンやウェスティンなどを含むスターウッドというホテルグループとアメリカンエキスプレスが提携したクレジットカードです。

スターウッドは現在マリオットインターナショナル傘下となり、リッツカールトンを含むより大きなグループに変わっています。

それによりSPGプログラムも「Marriott Bonvoy」に統合されていますが、クレジットカードとしてはまだ「SPG」の券面で発行されています。

簡単にいうと、ホテルグループとアメックスが手を組み、グループ内ホテルとクレジットカードの利用促進を図り、利用客を囲い込もうとするものです(笑)

まぁそれはともかく、後述するようにグループ内のホテル利用で最大のパフォーマンスが発揮できるカードではありますが、ホテル利用だけでなく普段使いのクレジットカードとして見ても、とてもユニークな存在であると言えるでしょう。

ポイント還元率:3%(ホテル利用の場合は6%)

公共料金や電子マネーチャージ、税金などはポイント対象外か半減することもあるので注意が必要です。

マイル換算での還元率:1.25%(条件あり)

発行元:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド

年会費:34,100円(税込)

SPGアメックスカードのメリット

入会特典30,000ポイント

通常1,000,000円のショッピングをしないと得られないポイントが達成条件はありますが入会するともらえます。

また会員の紹介で入会するとさらに6,000ポイントもらえるキャンペーンを実施しています。

 

Marriott Bonvoy「ゴールドエリート」資格

マリオットグループのポイントリワードプログラムであるMarriottBonvoyにおいて、通常は年に25泊しないと得られない上級資格がカードを保有しているだけで得られます。

ゴールドエリートの特典は次のとおりで、なかなか強力です。

私はほとんどその恩恵を受けていませんが、よく利用する人にとってはかなり魅力的だと思います。

・宿泊によるポイントが25%アップ

・14時までのチェックアウト時間の延長

・よりよい部屋への無償アップグレード

・より高速なWi-Fi

・ウエルカムポイント

 

還元率の高さ

SPGアメックスの還元は100円につき3ポイントで、ホテルの利用で使った場合は100円につき6ポイントになります。

プロパーのアメックスカードは100円につき1ポイントで、ほかの多くのカードもそんな感じですから、還元率は3倍~6倍ということになります。

ポイントは3ポイント→1マイルの交換レートでJALやANAのマイルに移行することができ、その場合のマイル還元率は1%となります。

しかし60,000ポイントを一括でマイルに移行する場合は、ボーナスの15,000ポイントが加算され最終的に25,000マイルが得られます。

次のような計算になります。

決済金額2,000,000円→60,000ポイント獲得
60,000ポイントをマイルに移行→60,000+15,000=75,000ポイント
75,000ポイント×1/3(交換レート)=25,000マイル

このとおり、2,000,000円のカード利用で25,000マイルを獲得することになるので、マイル還元率は1.25%となるわけです。

ちなみにマイル還元率でいうとJALカード特約店でのJALカード利用が2%で最強だと思いますが、それを除くとJALユーザーにとってはかなり高い還元率のカードなのではないでしょうか。

 

ホテルの無料宿泊

カードを取得して2年目以降、1泊分の無料宿泊特典が毎年提供されます。

しかも二人分。

ランクにもよりますが、利用できるホテルは通常一泊35,000円以上する場合がほとんどですので、「この特典だけでも年会費の元が取とれる」と言われるくらいです。

なお、特典で利用できるホテルには制限があり最高ランクのリッツカールトンなどには無料で泊まれませんので注意が必要です。

 

ホテル内での飲食が15%オフ

アジア太平洋地域であれば、ホテル内レストランなどでの飲食代が15%オフになります。

SPGアメックスカードのデメリット

年会費が高い

世の中には年会費無料のクレジットカードがたくさんありますし、有料でも1万円以内で高い還元率を誇るカードが多いのも事実。

それに比べて税込み34,100円は高いと感じる人は多いでしょう。

私も最初は躊躇しましたが、実際に使ってみて判断しようと思い意を決して入会しました。

要は年会費に対するサービスというか恩恵をどう見るかでしょうが、考え方は様々だと思います。

 

ポイントの使い道が限られる

SPGアメックスのポイントはMarriott Bonvoyポイントとして付与されるため、あくまでもMarriott Bonvoyプログラムの中でしか使用できません。

したがってアメックスのプロパーカードのように毎月の支払い代金にでしか使用できません。

充当するなどの多彩な用途は選択できません。

Marriott Bonvoyではいろんなものに使えると謳っていますが、現実的にお得に使えるものとしてはホテルの宿泊と航空マイルへの移行ぐらいでしょうか。

またその航空マイルですが、還元率が1.25%になるのは60,000ポイントを一括でマイルに移行した場合、つまりカード利用額が2,000,000円以上に達した場合です。

仮に年間のカード利用額が1,000,000円程度である場合には、この使い道の魅力は半減してしまいます。

 

ホテルの無料宿泊

これはメリットでありデメリットでもあると思うのですが、35,000円以上のホテルが無料といっても普段そんな高いホテルに泊まらないという人にとっては、高い年会費を払って高いホテルに泊めさせられているだけという見方もできるわけです。

今まで知らなかった高級ホテルの世界に引きずり込まれるリスクもありますし(笑)

私も普段は安いビジネスホテルに泊まることがほとんどですが、個人的にはこの特典を利用して高級なホテルに泊まるのもいい経験かなぁという考えです。

SPGの作戦にまんまとハマってますね(笑)

 

キャッシングができない

そもそもアメックスの個人用プロパーカードはキャッシングができません。

(以前はできましたがなくなりました。)

SPGアメックスは提携カードですが発行はアメックス本体なので、サービス内容もプロパーに準じた形になります。

よってキャッシングはできません。

クレディセゾンや三菱UFJニコスが発行するライセンスカードのアメックスとはその点が違うところですね。

まぁこれは知っておけばいいだけなので、大きなデメリットに感じる人は少ないかと。

その他使ってみた感想

SPGというよりアメックスの特徴なのかもしれませんが、使ってみて垣間見えたことを少し

数年前から計画していた腕時計の購入(約50万円)をしようとしたところ、ほかのカードではオンライン決済が通らなかったのにSPGアメックスではOKでした。

(ちなみに別のカードで決済しようとした理由は、アメックスがキャッシュレス5%還元の対象になっていなかったためです。)

しかしその後アメックスから電話があり、確かに自分で購入したものかどうか確認されました。

換金性の高い商品なので不正利用防止のために確認したとのことで、決済自体に問題はないとの説明でした。

このように、利用実績による限度額などに対しては柔軟な一方、利用に関するチェックはしっかり行っているという印象を受けました。

これがアメックスらしさなのでしょうか。

 

付帯サービス(保険)

   これについては幸か不幸か利用する機会がなかったのでわかりませんm(__)m

 

ETCカードもあります

私の場合はあとから気付いて最近追加発行したのですが、ETCカードもあります。

これも通常の3%還元ですので、利用が多い人は合わせて発行するのがいいでしょう。

発行手数料が税込935円かかりますが、年会費は無料です

SPGアメックスのまとめ

SPGアメックスのまとめ
・SPGアメックスカードはマイルの還元率が高い

・年会費は高いが元を取るだけの恩恵がある

・ホテル利用でさらに強力になるが、ホテルを利用しなくても十分お得

というわけで、まだまだカードが持つ本来の恩恵を受けているわけではありませんが、今後も当面はメインカードとして使っていきたいと思います。

今年は無料宿泊特典がもらえますし、もっとマリオット系のホテルにも泊まってみたいと思ってるので、その感想などもレポートできればと思います。

これを見てSPGアメックスカードが自分のスタイルに合うと思った方には、大いにおすすめします。

なお、入会する際は会員に紹介してもらうと入会ポイント通常30,000ポイントのところ36,000ポイントと、6,000ポイント多くもらえます。

会員に知り合いがいない場合はコチラを経由しても対象となりますので、よろしければどうぞ。↓↓↓

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